ナショナルデパート:ヒデシマブログ

ナショナルデパートのヒデシマの進捗状況のブログ。ぶっ飛んでるやばいパンとかクレイジーなお菓子を作る会社の狂った代表取締役です。頭に思い浮かんだものはすべて作ってます。超マイナーなので全突っ張りでいきます。
思い出すといろいろあったなあと。
今日はDEAN&DELUCA品川店で四季のカンパーニュの販売会があります。振り返ってみれば4年前、初めての東京販売会の空いた時間にワイフと一緒にDEAN&DELUCAに行き「ここで販売会ができたらいいね」と言っていたんだよな。なんて。もっと遡るとナショナルデパートというコンセプトが生まれたきっかけもDEAN&DELUCAの日本進出だったんだよな。

DEAN&DELUCAは扱う商品や個々のブランドだけではなく、売っている場所そのものがブランドになるという当時の日本では画期的なブランディングだった。○○を買いに○○へ行く、から、単にDEAN&DELUCAに行くことが目的になる。そういう食のセレクトショップで、しかもデザインが統一されていて、味や価格だけが求められるのではなく、そこに演出やスタイルやデザインが練りこまれている。スノッブからスタイリッシュへ変化する高級食料品店の見事なブランディングだった。日本に進出する前から本などで見知ったそのブランドは、当時デザイナーみたいなことをしていた僕にとって大きな憧れであり、また、いつかは自分もこういうブランドを作りたいと思う気持ちを起こさせるきっかけでもあった。

もう一つの僕の憧れとしてロンドンのスタイリッシュなデパート HARVEY NICHOLS があった。特にオリジナルデザインのプライベートブランドのフードラインナップは当時の僕の心を大きく震わせた。食品のパッケージにこんなにもメッセージを込めることができるのか、と感動させられた。パッケージは中身の商品の情報を伝えるだけではなく、ブランドの哲学を示すためのカンバスでもあるのだと感じさせられた。これはDEAN&DELUCAとは異なるディレクションだった。

僕は8年前、日本のDEAN&DELUCAやHARVEY NICHOLSを作りたいと思った。憧れが強すぎて二つのブランドの真似をしてロゴをエンボス押しにしたシルバーのギフトボックスを作ってみたり、写真が印刷されたペーパーバッグを作ったりもした。二つのお店への憧れがナショナルデパートをこの世に誕生させた。憧れは今でも心に抱いている。

オリジナルデザインのPBプロダクトだけのデパート。それが僕の夢見た世界だった。DEAN&DELUCAの店作りや、HARVEY NICHOLSのパッケージデザインに憧れながら、僕は独創的な商品という要素をそこに加えた。全てがオリジナルで独創的、他にあるものは作らない。ブランド輸入国のこの場所で新しいブランド作りの挑戦をしてみたかった。8年前にDEAN&DELUCAが日本に進出するという話を聞いたとき、僕は思いをかたちにしようと決心した。

僕は29歳でナショナルデパートを立ち上げた。30歳になったとき僕は一生を費やしてもいいと思える仕事をしたいと思っていたからだ。ブランドは一代では築けないかもしれない。でも、それだけ途方も無いスパンだからこそ、一生を捧げてもいいのかなあなんて単純に思っていた。そしてそれから7年が経ち、8年目の僕は少しずつかたちになりつつあるナショナルデパートの姿を見て不思議な感覚になることがある。銀座のデパートでの販売も、女王製菓がテレビで取り上げられるのも、叶わない夢だと思っていた。そして今回の販売会のお話しも。

実は今回DEAN&DELUCAからパンの卸のお話しをいただいて、ギリギリまで断ろうかと悩んでいた。僕はパンを卸すだけの業者になりたくて今まで店を続けてきたわけではない。僕は日本発の新しいブランドを作りたかったんだと。ただ、ナショナルデパートというブランドとパッケージを尊重していただけるということだったので僕は決心した。やるからにはお互いのブランドを高め合うためには全てを投げ出すのだと思う。

先方の社長さんがこのエントリーを読んで「なんだよ生意気な!」とか思われるかもしれない。仕事の話も無くなってしまうかもしれない。同じようなものを作られるかもしれない。でも、敢えてこのエントリーを書いたのは、DEAN&DELUCAやHARVEY NICHOLSが無ければ、僕がこうやって人生を賭けてまで一つのことに取り組むことなどありえなかったから。自分のブランドと同じように、それが生まれたきっかけになったブランドのことを愛しているから。僕は有名店にパンを卸すためにお店を作ったのではない。僕は海外ブランドに対抗できる唯一の国産食品ブランドを作ろうとしたんだから。

もうずっと経営は大変だけど、でも、それでも続けていられるのは、ブランドを育てるという魅力に取り憑かれたからなんだろうなあ。お金も無いし人員も少ないけど希望だけがある。それがゼロから始めたナショナルデパートの8年目の今だ。




最近の雑誌とか見ていると、どこもかしこもハード系でございまして、ハード系のパンって今始まったばかりなんだなあ、と7年やっているナショナルデパートとしては感慨深いわけです。で、あっ!という感じで記憶がよみがえりました。とまあ、久しぶりに昔作ったブログを思い出して見てみたんですが、僕もやる気マンマンでやろうとしていたんですねえ。パンの楽しみ方の提案。

タイトルは「ぶたのパン屋さん」
僕があまりにも働かないので神様が魔法を使って僕を豚にしてしまって、パンのおいしい楽しみ方をみんなに伝えたら魔法が解けるという、いつもながらのバカ設定です。ていうかもう4年も前なんですけどね。どっかの料理雑誌で連載とかさせてもらったら続けたいです。

ぶたのパン屋さんの物語
まあこれがそのブログの初期設定というか、まあいろいろです。始まりの設定がぶっ飛んでいるので、以後ちょっとおかしくても許してねと言わんばかりの狂いっぷりです。

七輪で粋に楽しむライ麦パン、ドイツパン。
で、コンテンツ第1回目はドイツパンを七輪で焼こうぜという設定。この頃は僕は働きもせずに店の外で肉とか焼いて食っていました。まだcafe&sweetsとかに載る前の時で、もう店なんかやめちまおうぜ!とか腐っていた頃でしょうか。ワイフと知り合って生き返るまでは、まあ、僕もただのゴロツキみたいなもんですた。

ホルモンとライ麦パン。新しいパンの楽しみ方
第2回目はライ麦パンはやっぱホルモンでしょ!という1周回った思考からスタート。どうしてホルモンなのかという理由をいまさらながらに読むと、なかなかそうだよなあ、と自分で関心するというヒデシマ。4年前からバカだったんですね。

という感じでコンテンツは2回で終わり。飽きたのかめんどくさがったのかは分かりませんが、まあ、今もそうですが、売れなくて売れなくてどうしようもなかった頃の頭のおかしくなったヒデシマのおかしな行動として、今もこうやってネットの奥底でアーカイヴされているわけです。まあ、思い出してよかった。バカだなあと笑えるから。




というわけで関西出店ロードがいよいよ始まるわけです。もはや後戻りができない状況です。しかし、ゆっくりと確実に生き残れるように慎重に事を運ばないといけないわけです。DEAN&DELUCAでの販売会も決まりましたし、頭に浮かんだものをすべて実現していくのが僕の仕事としてあるわけです。通販で売ればいいんじゃね?というご意見も多数いただきますが、やはりカンパーニュはグルーヴであるとかパッションであるとかが重要ですので、売り場を少しずつ増やしていきたいですね。東京に続き大阪に行くと言うのはアタック25でいうと角を取りに行くわけです。カンパーニュでチェーンを築くという突拍子も無いことが、ここから始まるわけです。誰もやらないことは僕がやります。




ナショナルデパートスタッフ募集

東京店、岡山店で同時にスタッフ募集します。
今回は本気モード(いつも本気だけど)の募集です。応募者の方の希望シフトにもよりますが、最低でも5人は採用したいです。で、今回の募集ですが、ずっとテストしていた「ワークシェア」の考えを取り入れています。わ〜くしぇあ〜?と言う感じですが、仕事を分割して1日3時間から働けるスタイルを実践します。現在ナショナルデパートのパートタイムで一番短い勤務時間は11:00〜14:00。これは低学年のお子さんをお持ちの方が、お子さんが学校から帰ってくる時間までに帰宅するためです。もし、他の家族がお子さんのお世話ができるという日があれば延長して勤務してもらいます。他にも月に2回土曜日に販売の仕事をしてくれる方もいますし、製造を担当される方で扶養控除の枠内で1日4時間を割り振って働いてくださっている方もいます。それぞれの事情に合わせて勤務時間や勤務日数を調整して働けるのがナショナルデパートのワークシェアリングです。

このワークシェアリングを採用して離職率はほぼゼロになりました。他に仕事を持っている人や小さなお子さんがいる方でも働けるようになりました。シフトを埋めるためにスタッフに無理をしてもらったり、時間が合わない応募者を採用できなかったりという従来のあり方を変えたわけです。もちろんフルタイムのアルバイトも募集します。ただ、フルタイムであっても週5日勤務が前提というのではなく、働ける日数だけ出勤してもらえればいいのです。ただ仕事を忘れない程度に続けるために週に2〜3日は勤務したほうが良いとは思います。仕事内容はフルタイムでもパートタイムでも同じです。時給も同じ。何が違うかと言えば、勤務時間と勤務日数が個別で変わるという感じです。

勤務時間の例を表にまとめてみました。
時間
09:
10:
11:
12:
13:
14:
15:
16:
17:
18:
 

フルタイム始業作業・製造・販売・終業作業 
パート(A)製造
予備
     
パート(B)  始業作業・販売・製造
予備
    
パート(C)    
予備
販売・製造・終業作業 
 

フルタイム 始業作業・販売・終業作業
パート(A)  始業作業・販売
予備
   
パート(B)     
予備
販売・終業作業

これは1例ですから、もっと自由に就業時間は変えられます。製造作業や販売の現場が運営できていれば、無理にシフトに入ってもらう必要は無いわけです。働く事ができる時間だけ働いてもらおうというのが、ナショナルデパートのワークシェアリングです。

で、パートタイムで製造の仕事ができるの?という疑問もあるかとおもいますが、製造に関しては長年かけて研究して作業行程をすごく簡略化されていますから、働き始めたその日からパンを焼く事ができるようになっています。パン職人を育てるのではなく、またパンについて勉強してもらうのでもなく、みなさんにはナショナルデパートの製造のお仕事として働いてもらいます。パンを焼いた事が無くても、お菓子を焼いた事が無くても、ナショナルデパートでお仕事していただけるように配慮されているのです。

ヒデシマの個人的な話。

どうしてワークシェアを取り入れようと思ったかというと、これからどんどん仕事が忙しくなって、お店も増えてと進んだ場合、少ない人数で時間をとって頑張ってると疲れちゃうんでしょね。みんな。疲れちゃうと仕事がイヤになるし、辞めちゃおうかなんて思っちゃうし、これは僕も若い頃にいろいろ経験があります。で、最近、仕事ってなんだろうって考える事があって、僕は経営者だから仕事が中心な生活になるのは仕方が無いっていうのも、本当はナシだなって。仕事するのはそれはすごく楽しいし面白いしずっと仕事してたいって思うんだけど、ワイフとお茶飲みに行ったり二人で映画を観に行って「あれつまんなかったね」とかいう時間も等しく楽しいんですよね。

仕事もプライベートも、人は義務だと思い始めた瞬間からそれがイヤになるんだと思います。だから、本業は主婦、ときどきパン屋。とか、本業はOL、ときどきパン屋。とか、本業はアーティスト、ときどきパン屋。とか、そういうバランスをもって楽しく生活していけた方が、仕事もはかどるし、どの時間も我慢すること無く自分でいられるのかなあと。まだまだ日本はワークシェアに対する法整備も進んでいないから、とりあえずはパン屋として職人っぽくガリガリ働かなくても、おもしろいパン屋で働けるよ〜、っていう感じで捉えてください。ナショナルデパートは今までに無いまったく新しいパンを作り、今度はパン工場やパン屋さんの働き方も新しくしていこうと思ってます。

みなさまのご応募お待ちしてます。

■スタッフ募集の関連リンク
ナショナルデパートで働くことについて
ナショナルデパートについて、仕事について
仕事のやりがいはどんなところですか?
こんな人を求めています






完成です。
ナショナルデパートのトップページでも見られるようになってます。
http://depa.jp/






以前から女王製菓のムービーは作っていたんですが、Flashで作っていたのでiPhoneとかいろいろ見られない環境の人もいたわけですね。で、ちょっと頑張って1話ごととまではいかないまでも、ストーリーを簡単に追うくらいはしておきたいなあと思ったわけです。

女王製菓の場合、ブランドとしてはお菓子自体は本当にどうでもよくって(いやいや、お菓子作るだけで、ものすごい研究して苦労してるし・・・)、パッケージや紙袋、ストーリーブックやカルタなんかの周辺の小物がいかに面白さを感じさせるかというのが大切だと思っているんです。で、やっぱり紙で作ったものを強力に補足というかイメージ増幅させるものとしての映像というのは不可欠なような。音楽はやはり世界観を作り上げるのに重要ですね。

まあ今回はβ版なので、ちょっといろいろ考えて正式発表できたら良いですね、ゴールデンウイーク中に。商品写真をケツの方に入れるかどうかも悩みどころですね。アニメっぽくつくったのにお菓子の三次映像入れたら源吉兆庵みたくなりそうだしなあ。。。

お菓子にこだわりたい!という自分と、ブランドイメージで売っていきたい!という自分がいて、企画マーケティング部の人と製造部の職人が僕の中で勝手に喧嘩を始めるわけです。めんどくさいです。一人なのにね。