2015.01.19 Monday
僕が大腸癌の手術から1年半で排便障害を克服した方法
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というわけで、タイトルには軽く書きましたが、約2年前の2013年に僕の体の中に大腸癌が見つかりまして、同年4月に手術をして直腸をほとんど切除してしまいました。

画像リンク(超グロです)
※内臓系が苦手な方は開かないでください!

初公開!切除した僕の直腸(癌付き)

直腸というのは肛門につながる大腸の出口の部分で、いろいろ診てもらって人工肛門待ったなしの状況だったんですが、義兄や義姉の計らいでいい先生にめぐりあえて腹腔鏡手術でバッサリと取りました。

癌の最終的なステージ(進行度合い)は手術後に病理検査結果を見て転移の有無などを勘案して最終決定するらしく、癌が見つかった2月では上皮内癌だろうと言われて内科的処置で取れると思われていたものが。。。

検査を重ねるうちに「いやちょっとまてよ」というのが重なって、直腸を切除した後の病理検査の結果、リンパにも転移してたりとか云々で、退院する5月には最終的にステージ3ということになりました(ステージは1〜4)。2ヶ月でステージ2階級特進です。

で、退院前に抗癌剤治療をやるかどうかという打ち合わせがあるんですが(抗癌剤治療は強制的ではない)、その時に抗癌剤を選ぶ資料がファミレスのメニューみたいな、かなりユーザーフレンドリーな構成になっていて可笑しくなったのを覚えています。

結局はリンパ節転移もあったし、抗癌剤治療なんてなかなか経験できるものではないので、折角だからやってみようということになり、半年間の抗癌剤治療を続け、そして今やっと術後1年半を経過してみて、それまであまり考えなかった腸という臓器について深く考えるようになったんです。

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抗ガン剤と壮絶な排便障害

抗ガン剤と壮絶な排便障害


で、抗癌剤治療を半年間続けている間の吐き気や目眩や倦怠感は、まあ、なんとか、というか無理やり乗り切ったんですが、それよりも辛かったのが、直腸を切除したことによる「排便障害」でした。

抗癌剤による下痢というのはそもそも副作用としてあるのは知っていたのですが、半年間の抗癌剤治療の間は胃薬や腸の薬も処方されるので、体調が悪いながらも何とか仕事も普段の生活も送れていました。

しかし、抗癌剤治療が終わった後にそれはやってきました。約1年間にも及ぶ1日に30回以上もトイレに駆け込む、1日のほとんどの時間をトイレで過ごすという、地獄の「排便障害」の日々が始まろうとは思いませんでした。

とにかく常に便意がある状態、便意が5分おきに起こり、トイレに入ってもガスが出るわけでもなく、便もまったく出ない時のほうが多い。だから、今回も空の便意だろうと安心すると下着を汚してしまう。もう絶望ですよ。1回トイレに入ったら便意が収まるまで20〜30分、でトイレから出たら1分も経たないうちにまた便意に襲われる。恐ろしい毎日でした。

お腹がゆるくなるというのは、実際に便がゆるくなるというのではなくて、腸のぜん動運動が激し過ぎて、便に含まれる水分が腸内で吸収される前に運ばれていき、まだ便として完成されていないドロドロの状態で排出されることなんですよね。だから、排便障害を治すためには腸の動きを穏やかにすることが一番の方法なんです。

大腸癌の手術をするとだいたい排便障害が残るらしくて、苦しまれている人も多いと聞きます。そんな方に少しでも参考になれば、また、過敏性腸症候群の方にも少し当てはまることもあるかもしれません。参考にしていただければと思います。

以下、実際に僕の腸が反応しているのを感じて、避けた方がいいと思うネガティブファクター(マイナス要因)と、積極的に取り入れたほうがいいと思うポジティブファクター(プラス要因)とに分けて書いていきます。

まずはネガティブファクターから。


加工油脂、酸化した油脂を避ける。

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加工油脂の代表格「マーガリン」、他にもファットスプレッドとか加工油脂などと書かれている物もありますが、そういう「液体」を「固形」に加工する処理がなされたものに腸はかなり反応していました。

具体的にどんなものかというと、まずは量販店(スーパーなど)やコンビニで売られているサンドイッチ、これにはバターではなく延伸性のあるマーガリンが使われます。具材の水分がパンに染み込まないように、パンの表面にバリアを張るんですね。あと、マヨネーズ風調味料が使われているものも多くあるので、そこに加工油脂が含まれている場合もあります。

お菓子で言うと、常温で長期保存可能なのにしっとりしていて糖度が低いもの。これは避けるようにしています。なぜなら、スッキリした甘味で常温で長期保存の場合、水分を油脂に置換しなければならず、そのために成分中のほとんどが油脂ということになります。

大好きな喫茶店のモーニングに行く頻度もかなり減りました。喫茶店のモーニングに出てくるトーストには、必ず業務用のマーガリンが塗られているからです。でも、たまに行きます。大好きなんで♡。でも、マーガリンなどの加工油脂を摂取すると、今でもお腹がゆるくなりますね。


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酸化した油脂の代表は外食です。これは普段から行きつけのお店を作っておいて、そこで食べるのが一番かもしれません。ナショナルチェーンの外食でも、そこそこ気を使っている場合があります。でも、だいたいが揚げ油はけっこう酸化してますね。

一番怖いのは個人店で油の管理が杜撰なお店。というか、個人店ほど油が酸化しているような気がします。ものすごくこだわっているとか、そういうお店だと大丈夫な場合も多いですが、普段から行きつけの信頼できるお店で食べるのが一番かもしれません。

でも、外食で揚げ物を食べる機会はかなり減りました。揚げ物が食べたいときは、新鮮な油を使って自宅で調理するのが一番いいと思います。




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冷たいものや刺激物を体に入れない。

冷たいものや刺激物を体に入れない。


これはビールで気づいたんですが、冷たいものを飲むと、確実に腸が反応します。それに加えて刺激のあるものを食べたら、口の中に入れた瞬間に腸がグルグルと動き始めます。

刺激物、と聞くと辛いものを思い浮かべるかもしれませんが、カレーやケイジャン、キムチなどの唐辛子系の辛さはあまり反応しませんでした。それよりも「わさび」や「からし」などの揮発性の辛味成分のほうが危険でした。

カレーでお腹がゆるくなる場合の大抵は中に含まれている油脂が原因でしょうね。だから市販のカレールウは全く使わなくなりましたし、外食でカレーを食べるときも、きちんと作っているお店を選ぶようにしています。インドカレーやタイカレーには反応しないので、やはりカレーは辛味成分よりも油脂に問題ありだと思います。

あと、「わさび」や「からし」に強い反応が出るのは、生食だからかなあと思います。揮発性の辛味成分は火を通して使わないので、ダイレクトに腸が反応するのでしょうかね。

冷たいものも摂取を避けるようにしています。でも、清涼感のあるものが欲しい場合には我慢しません。我慢して細かなストレスを溜めていくよりは、量や頻度を気をつけながら気分が晴れる適量を摂取するのが良いと思います。まあ、よく言われる「適量」というのが良いでしょうね。




塩分の濃いものを避ける

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塩分の濃いものはヤバイです。延々と腸が動きます。ですから、ラーメンを食べる頻度はものすごく減りました。ラーメンの味というのは複雑な構造をしていて、美味しいと感じる塩味よりも少し強くしたスープを脂でコートしているから濃厚な味を実現してるんですよね。それが麺にからまっていて、食べるときにすするから、口の中で塩味を感じる時間が短い。結果、思っているよりも塩分を摂取してしまうんです。

カッブラーメン、一般的な中華料理の外食などもそう、カップラーメンは濃い塩分でリッチな味を形成して、それを甘草や甘味料でまろやかにして「コク」を出しているわけです。

感じている塩味と実際の塩濃度は違うということをいつも頭の中に入れておかなければいけません。一般的な中華料理店も、化学調味料で塩味の角を丸く感じさせているからリッチな味に感じられるだけで、塩分がかなり濃いことが多いと思います。

ファストフード、牛丼店、カレー、そういったお店の味付けの構造は「塩味を強くして、違う素材でまろやかにする」ということで、リッチな味わい、いわゆる「コク」を出しています。また、糖分で塩味を打ち消すこともあります。これに気をつければ、自分の腸を穏やかに保つための適量を管理することが出来ると思います。

ここまで書いた中で三つのキーワードが出てきました。


油脂    温度    塩分(糖分)


この三つのキーワードが密接に関係しているように思いました。

1年間、いろんな食べ物を試してみて、結果として腸の動きを穏やかにするためには、塩分などの、胃腸に刺激を与えてしまう成分の過剰摂取をやめることなんだというところに辿り着いたわけです。まあ、当たり前のことなんでしょうけど。

「油脂」が食べ物をコーティングすることで塩味の知覚を弱め、塩分の過剰摂取につながります。食べ物や飲み物の「温度」が低いと塩分や糖分の感じ方を弱め、塩分や糖分の過剰摂取につながります。また、酸化した「油脂」に腸は激しく反応します。揮発性の辛味成分はダイレクトに腸を反応させます。

人が「美味しい」と感じる「コク」の正体は「濃い塩分」です。それをごまかすために「油脂」や「糖分」でコーテングしたりマスキングするわけです。





薬を飲まない

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ここまで気をつけなければいけない食べ方について書きました、ここからは実際に腸の動きを改善する方法について。排便障害に有効な治療として、腸の動きを弱める薬を用いた投薬治療があります。市販薬でもたくさん出回ってますね。これを思い切って止めてみる。

僕も毎日のように飲んでました。止瀉薬だとか整腸剤、いわゆる腸の動きを止めてしまう薬です。ずいぶんと助けられました。これがなかったら生活できませんでした。でも、今の僕が排便障害を克服できたのは、この薬をやめることで実現したんです。

前記のように、食べることに気をつけて生活していても、どうしても腸の動きが治まらないので飲んでましたが、あるときに思い切って薬を飲むのをやめました。しばらくは排便障害が残りましたが、徐々に、腸が自然と動きを調整してくれているのではないかという感覚をおぼえました。

腸の動きって自分ではコントロールできないんですよね。それで薬に頼っていたんですが、薬をやめてから1ヶ月ほどで、腸が勝手に動きをコントロールしてくれるようになったんです。

ある程度は薬に頼るのも仕方がないのかなあ、とは今でも思います。でも、いつまでも薬で腸の動きを止めていては、ずっとそのままなのではないかと思ったんです。誰にでも当てはまることではないと思いますが、カラダがもともと持っている能力を引き出すには、ある時点で思い切って薬を止めるか減薬して調整するのがいいのではないかと思いました。




ストレスを溜めない

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これは難しい、と思うかもしれません。でも、ストレスは考え方ひとつでコントロールできるものなんだなあと気づいたので、ちょっとだけ書きます。

ストレスは思い込みです。と言い切りましたが、おそらく誰でも多少は思い込みからくるストレスがあると思います。そうは言っても誰でもストレスはあるし、立場上どうにもならないことだってあるだろう。と言われるかもしれません。

でも、ストレスは勝手な思い込みです。言い切れます。たった一人ならストレスなんて存在しません、自分以外の存在があるからストレスを感じる場面に遭遇するんです。で、勝手にストレスを溜め込んでしまいます。ストレスは腸に悪いんですよ〜。

僕もストレスフルな毎日を送ってます。いろいろとね♡。でも、まあ、これは癌を経験したからかもしれませんが、手術後はストレスというものを感じたことがありません。もうちょっと癌の進行が進んでたら死んでたかもしれないわけですから、死ぬことを思えば、この世で起きてることなんて他愛もないことなんですよ実際。

とはいっても、僕にも自分で編み出したストレスから開放される方法というのがあります。誰でもできますから、ちょっと参考までに。


他人が悪いと思わない、言わない。

人間関係や仕事関係でいろんな場面に遭遇すると思います。でも、「あいつが悪い」と思ってはいけません。「あいつが悪い」と言ってもダメ。10年来うつ病で、あげく病床の母親の財産や僕の会社の金を持ち逃げした僕の姉も、常に「◯◯が悪い」と言ってました。誰かのせいにするのは簡単なんですけどね、それだとストレスの倍々ゲームで、最後には精神が病んでしまいかねないです。もし、「あいつが悪い」と思ったら心のなかでこう思ってください。


まあ、いろいろあるよね、いろんな人がいるよね。

世の中のことは大体これで片が付きます。たまにSNSとかで政治や世の中のことに対して怒りをぶちまけてる人がいますが、そういう人ってストレスフルだなあと思います。だって、自分に直接なことじゃないのに、あーだこーだと怒ってたら、体がもたないでしょうに。世の中にはいろんな人がいます。でも、それに対してイライラしてたら損です。


自分と他人を比べない。

まあ、これが真理でしょうね。比べると腹立ちます。なぜかw。でも、自分と他人を比べなかったら気になりません。意識的に情報を閉じるというのも手だと思いますよ。自分から嫌なことを見ておいて腹を立てていたら損です。


たとえ損でも嫌なことを避ける

そうは言っても。。。と思われるかもしれませんが、これに尽きます。僕も仕事で嫌がらせや妨害を受けて、年間3,000万円以上の取引を切りました。でも、ストレスと引き換えにお金をもらっても寿命を縮めるだけです。もっと他で稼げば良いのであって、無理にいま目の前にあるものに固執する必要はありません。ストレスから開放された人生の可能性は無限大です。

立場上どうにもならない事もあるでしょうけど、まあ参考になれば。




積極的に乳酸菌を摂取する

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結局それかよ、と思われるでしょうが、結局、腸は乳酸菌です。最後にちょっとオススメ乳酸菌飲料を紹介します。

というか、僕の排便障害が劇的に治ったのは乳酸菌のお陰です。それまでもいろんな乳酸菌飲料を試しましたが、劇的に改善した乳酸菌飲料はグリコの「高濃度ビフィズス菌飲料Bifix1000」というものです。超ヤバいです、というか、腸ヤバいです。これで軟便自体が改善され、排便障害が劇的に変わりました。今までの乳酸菌飲料とは別格だと思います。


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あとはコレ。「カゴメ 植物性乳酸菌ラブレ超活性ラブレ菌」。植物性乳酸菌の超活性版。腸活性です。ラブレの植物性乳酸菌の持つ整腸作用は半端ないです。ウチのドイツパンの種つくりにも少し加えてます。超活性します。

というわけで、以上、僕が大腸癌の手術から1年半で排便障害を克服した方法でした。

ご参考までに。



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